腱鞘炎のケア

関節の使い過ぎによる障害

持つ、握る、つまむ、書く etc・・・・・と、つい酷使しがちな手ですが、一旦腱鞘炎にかかってしまうと、痛いし、とっても不便に感じます。

日常生活において、まったく使わないわけにはいかないのが手ですから、その為に完治に数年かかってしまうこともあります。ですからひどくなる前に早めにケアを行うことがとても大切です。 そういう私も先日仕事がら、あやうくレベル3までいきかけてしまいました。(このレベルとは私達が使っている表現です。ドクターの分類とは異なるかもしれません。)幸い、早めの処置が功を奏し、今は問題なくマッサージの仕事を行っています。その時の経験から予防と症状の改善に役立つレシピをご紹介したいと思います。


腱鞘炎を予防する
とにかく使い過ぎに注意すること。同じ手の動作を繰り返すような職業の方は、
ひんぱんに休憩をはさみ、 ストレッチプラスもみほぐしを行って下さい。

痛みや痺れの緩和に
温泉や、温水、塩水の中で患部を温めるのは良いです。ハイドロセラピー(水圧を利用した療法)は有効です。アロマテラピーの場合、クローブやマジョラムなど加温作用のある精油を使ってマッサージします。きっと手首周辺だけでなく、腕もぱんぱんに張っているでしょう。上腕や前腕の筋肉も軽くマッサージしてほぐしましょう。

栄養補給
腱や関節の負担を軽くするため、筋肉や関節に栄養を与えましょう。
蛋白質をアミノ酸の形でとるのもいいですし、コンドロイチン・グルコサミンなど関節を修復しながら、痛みを直接和らげる成分も含んだサプリメントもあります。痺れもともなっている方はビタミンB群の補給も必要でしょう。

腱鞘炎とは・・・
腱は関節をスムーズに動かすために関節のあるところに存在し、鞘は、その腱をストローのように覆っています。特に手には腱鞘が多いため、炎症が起こりやすいのです。
家事や赤ちゃんの抱っこ、パソコンが原因で腱鞘炎にかかる方は大勢いらっしゃいますし、美容師さんやピアニストというような手をよく使う職業もやはり腱鞘炎にかかりやすいので注意が必要です。

レベル1  筋肉の異和感を感じる。凝る、痛い、だるいなど。疲労している感じ。
       手のひらの場合は指が開きにくいなどが起こってきます。
       手を俊敏に動かすことが出来ない…でも痛くないし、気のせいかな?と思いがち
       
です。 腱鞘炎を起こすような時はそれ以前に付近の筋や筋肉が疲労で硬くなっ         ていますし、手首の場合は良く見ると腫れている場合もあります。

レベル2 使用中の不快感。瞬間的な痛み や腫れたような感じ。押さえると痛い。
      ここで休んでおかないと、後をひきます。

レベル3 動かしづらい状態。連続的な痛み(特に使用後)、不快感、違和感あり。

レベル4 日常生活の簡単な動作が痛みの原因になってくる。

レベル5  動かさなくても痛い状態。
 

一晩で回復するケースもあれば、慢性化してしまうケースもあります。朝起きて腕や手が腫れぼったい、ムクんだような感じがあればまだ回復できていないということでしょう。注意したいのは、初めて症状が出る人はレベル3までは気がつかないでやりすごしてしまうことが多いからです。しかし、これはあくまでも目安です。人によって症状の出かたは様々ですし、痺れなどの場合は他の病態が隠されている場合もあります。自己判断だけでおわらず、診察を受けることも大切です。